次世代太陽電池の開発も、各方面で堅実な成果を上げつつあるようです。
数年前から、急速に脚光を浴びたペロブスカイト太陽電池関連も、「応用物理学会」「日本化学会」等の学会で多くの研究発表が行われ、確実な成果をあげているようです。
当社のB2900A用太陽電池IV測定ソフトも、これらの研究開発の現場で数多く使用され、それに伴い数多くの機能アップのご要望が寄せられるようになって来ました。
ここにきて、もはや従来からのIV測定システムでは、研究者の方々のニーズに対応できなくなってきております。

今回のバーションアップでは、ペロブスカイト太陽電池を含む有機系太陽電池の耐久性評価の機能を重点に変更しました。

1.ヒステリシスを伴うセルの長期間の繰返しIV測定を行い、特性の変化を観測します。
2.耐久性試験で、様々なストレスをセルに印加できます。
ストレスの種類 : VOLTAGE,CURRENT,OPEN,SHORT,Vmax,Imaxなど。
3.複数のセルの耐久性評価のための、「多チャンネル太陽電池I-V測定用ソフト」を追加販売します。

また、本IV測定システムを分光感度測定システムにアップグレードした場合にも、有機系太陽電池特有な挙動に対応した様々な工夫が用意されています。